70年代思い出の名曲

ロック・ポップス・歌謡曲、そしてフォークソング・・・70年代こそ音楽の黄金時代。
ジャンルを問わず懐かしい名曲や名盤とあの頃の思い出を語ります。
「僕の歌は君の歌」 エルトン・ジョン 1970年
ギターはちょっとだけ齧って、たいして上達もせず現在に至っていますが、他に楽器を始めるなら昔からピアノに憧れています。 だったら始めてみれば?というご意見もあるでしょうが、そこはそれお金も時間もかかりますから。 「猫踏んじゃった」くらいは弾いたことはあるけれど、ピアノの前に座るミュージシャン達はみなカッコイイですね。

エルトン・ジョンが歌う「僕の歌は君の歌(ユア・ソング)」は、セカンド・アルバムのトップを飾るおなじみの曲ですが、シンプルなピアノのメロディーに彼の声がまことに良くマッチしています。 ハンサムでもなければ背が高くもない彼も、ピアノを弾きながら歌う姿はたぶん誰が見てもいいなと思うんじゃないでしょうか。

見た目はともかくピアノやソングライティングに関してずば抜けた才能を持っていた彼は、或る日突然だか徐々にだか音楽だけではなくアピアランスでも自分を表現することに目覚めて、ド派手なメガネや衣装でも観客を楽しませるようになりました。 穿った見方をすればコンプレックスの裏返しなのかもしれませんが、この開き直り方はあっぱれだと思います。

ただ素朴な味わいのあるビリー・ジョエル初のヒット「ピアノ・マン」のように、最初に売れた曲がそのミュージシャンのイメージを決定づけるようなところもあるんだと思います。 飾らない声と美しいメロディーが素直に染み込んでくる「ユア・ソング」こそがエルトン・ジョンの原点であり、彼がいずれ帰ってくるところは静かなピアノの弾き語りの世界だと思います。

80年代以降の彼をまったく聴いたことがないので偉そうなことは言えませんが、そうであってほしいという個人的な希望です。


エルトン・ジョン
Elton John
この青年がはじけたポップ・スターに変貌するとはとても信じられないですね。 だけどこのジャケットの雰囲気が彼の一面を表しているようにも思えます。 A面1曲目「ユア・ソング」は永遠の名曲。

amazon music Elton John
僕の歌は君の歌(Your Song)の歌詞へ (cdUniverse ※英語のサイトです)
YouTube back(珍しいPV。"俺たちに明日はない"のマイケル・J・ポラードそっくり。)
「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

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「カナダからの手紙」 平尾昌晃&畑中葉子 1978年
もうすぐ始まる冬季オリンピックの開催地はカナダのバンクーバーですが、カナダと言えば何故か手紙が頭に浮かんできて、今回は「カナダからの手紙」です。 平尾昌晃は歌手として成功した後作曲家としても大活躍、このブログで取り上げた曲だけでも「グッド・バイ・マイ・ラブ」「よこはま・たそがれ」、それに「瀬戸の花嫁」と3曲ありました。 伊東ゆかりが歌った「恋のしずく」なんかも良かったですね。

その彼が教え子の畑中葉子とデュエットで歌ってヒットしたのが「カナダからの手紙」です。 当時平尾昌晃は40才、畑中葉子は18才で、年の差カップルが歌う正統派歌謡曲はタイトルの妙なインパクトもあって注目を集めました。 なんでカナダ?なんでまた平尾昌晃が?この女の子だれ?という感じでしょうか。

作曲家自ら歌ってヒットした曲と言えば森田公一とトップギャランの「青春時代」も思い出しますが、いわゆるシンガー・ソングライターの歌とはちょっと違って、なんと言いますかベタッとした味わいがありました。 昭和そのものと言いますか。 平尾さんは昭和の男前、畑中さんも昭和の薫りプンプンで、彼女がその後日活ロマンポルノへと転身したのには驚きましたが。

しかし改めて「カナダからの手紙」を聴いてみると ♪息が止まるようなくちづけを〜 というサビの部分、歌詞とシンクロして秀逸な出来栄えですね。 ゾクッとくるようなメロディーラインは、さすがはプロの作曲家。 畑中葉子が最初のソロパートで ♪どんなに楽しい旅でしょう〜 と歌いだす部分はやっぱり若いんだなと思わせる声ですが、あの声の出し方こそが彼女の特徴だと思います。

会社の飲み会で部下の女の子とこの曲を歌おう、なんていう方がいらしたら、自戒の意味も込めて「セクハラ!」とか言われないよう日頃の立ち居振る舞いに気を付けましょう。
 

畑中葉子
畑中葉子 Golden☆Best
「後ろから前から」「もっと動いて」「左手で愛して」など、クラクラするタイトルがいっぱい。 だけど歌の上手さには改めて感心しますね。 現在はカラオケサークルを主催されているようです。

「カナダからの手紙」の歌詞へ
YouTube back (夜のヒットスタジオ?二人の立ち位置に注目。)
「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

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「ラウンドアバウト」 イエス 1971年
例えばピンク・フロイドとイエスのどちらが好きかと言われたらピンク・フロイドと答えるのは、ギタリストに興味があって見た目にもこだわっていた自分としてはスティーヴ・ハウの外見や彼の使うギターがどうも好みではなかった事と、やや甲高いジョン・アンダーソンのボーカルも今ひとつ好みではなかったからでしょう。

テクニックのあるバンドだと言う事は分かっていても、ロジャー・ディーンの手になる一連のジャケットは気に入っていても、若い頃の自分は視野が狭いことや好みが偏っていることなどまったく気にしていなかったので(大袈裟か?)、結局イエスのアルバムはほとんど聴かずじまいでした。

だけど才能のある連中が残したものの中には自分の好みにズバリ飛び込んでくる曲もあって、「ラウンドアバウト」はいいですねー。 イントロのギターの音から彼らの世界に引き込まれていくようで、スティーヴ・ハウ先生、さすがです。 クリス・スクワイアの走り回るベースもかっこいいし、8分を超える大作ですが最後まで緊張感を保ちつつ楽しめるナンバーです。

本作からバンドに加入したリック・ウェイクマンについては、元々キーボード・プレイヤーにあまり興味が無かったこともあって"髪の長い人"くらいの認識しかなかったんですが、曲の後半に聴くことのできるちょっとファンキーなプレイはやっぱりかっこいいです。 まあイエスについて語るほどのものを持ってないんだなというのは今回再確認した次第だけど、まずジャケットありきでそれから中身を楽しむのもいいかな、なんて考えてます。


イエス
Fragile
"Fragile"を直訳スレスレの「こわれもの」としたセンスもいいなと思います。 ロジャー・ディーンの手掛けたジャケットも最高に雰囲気ありますね。 イエス+ロジャー・ディーン=プログレ。

amazon music Yes
ラウンドアバウト(Roundabout)の歌詞へ (cdUniverse ※英語のサイトです)
YouTube back("イエスソングス" ライブより。)
「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

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「虹と雪のバラード」 トワ・エ・モワ 1971年
夏季オリンピックに比べるとどうしても地味な印象は拭えませんが、カナダのバンクーバーで開催される冬季オリンピックまであと1ヶ月、それなりに盛り上がった長野からもう12年、だけど一番思い出に残っているのは何と言っても1972年の札幌オリンピックです。

スキージャンプ70m級で笠谷・金野・青地の3人がメダルを独占するという快挙を達成し、フィギュアでは"銀盤の妖精"ジャネット・リンがにこやかに舞い、あれは面白い一大イベントでした。 そしてこの大会のテーマ曲となったのが、トワ・エ・モアの「虹と雪のバラード」でした。

小学校の6年生、ちょっとだけ大人の世界も視野に入ってきた頃にヒットした「或る日突然」で二人の事を知ってはいましたが、この曲は白鳥さん(当時は山室さんです)の美しいボーカルで始まり「誰もいない海」と「空よ」は二人で一緒に歌い出し、「虹と雪のバラード」は生真面目そうな芥川さんのボーカルで始まります。 このあたりがデュオを聴く時の楽しみのひとつでもありますね。

改めて読み返してみれば夢と希望を感じさせる絶妙な歌詞と、二人の爽やかな歌声はオリンピックのテーマ曲に相応しいものでした。 そして超絶技巧やタイムだけを競うのではなく、尻餅をついても悪びれない素敵な笑顔を見せてくれたジャネット・リンに象徴されるように、昔のオリンピックって今よりももっと優雅で柔らかい一面があったような気がします。

体操のチャスラフスカもそうだったけど、スポーツには勝ち負けだけではない、見るものを魅了する美しさがあります。 世界中から様々な競技の選手たちが集まり、大会を支えるスタッフ達や大勢の観客が集まり、たくさんのシーンを彩るテーマソングがそのバックに流れていたら素敵ですよね。


トワ・エ・モワ
Toi et Moi(トワ・エ・モワ)Golden☆Best
上品・爽やか・清らか。 そんなイメージのデュオでしたね。 「或る日突然」「空よ」「誰もいない海」など、懐かしいナンバーがたくさん。 昔はてっきり夫婦かと思ってました。

amazon music トワ・エ・モワ
「虹と雪のバラード」の歌詞へ
YouTube back (イメージ・ビデオですが、皆さんのコメントに感動します。)
「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

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「ジェラス・ガイ」 ジョン・レノン 1971年
今年最後の記事は、ジョン・レノンの「ジェラス・ガイ」です。 12月はたぶん多くの音楽好きにとってジョン・レノンが亡くなった月としていつも心の何処かに引っかかる月でもあるんじゃないでしょうか。 僕はジョンの熱狂的ファンではありませんが、ビートルズ時代からソロ時代まで、彼の書いた曲には心惹かれるものが本当にたくさんあります。

「ジェラス・ガイ」はピアノの伴奏が印象に残る美しい曲で、「君を傷付けるつもりはなかったんだ・・・」と不器用に愛を表現する男のラブソングです。 ちょっと甘えた響きのある彼の声が、この曲にピッタリですね。 ソング・ライティングの才能があるのはもちろん、シャウトして良し優しく歌ってもちろん良し、改めてジョン・レノンは声そのものに魅力があるミュージシャンだなと思います。

だけど彼の書く曲には痛々しささえ覚えることがあって、奔放な言動や迸る才能の裏側にはいつも繊細な顔が隠れていたような気がします。 無事に年を重ねていればどんな曲を書いてくれたのかなとよく想像しますが、それを望んでも詮ない事ですね。 今年最後のアップは静かな曲で締めくくろうとこの曲を選んだんですが、如何でしょう。  来年は良い年になるといいですね。


イマジン
Imagine
大ヒットしたタイトル曲始め、ジョン・レノンのソロ・キャリアの中でも人気の1枚。 このジャケットにふわぁ〜っとした何とも言えない気分になります。 「ジェラス・ガイ」や「オー・マイ・ラブ」など、ラブソングの名曲収録。

amazon music John Lennon
ジェラス・ガイ(Jealous Guy)の歌詞へ (cdUniverse ※英語のサイトです)
YouTube back("ジェラス・ガイ"のレコーディング風景です。)
「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5

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クリスマスの約束2009 〜 小田和正
クリスマスの恒例行事となった小田和正の「クリスマスの約束」、今年はガラリと趣向を変えて彼のソロにスポットを当てるのではなく、"大合唱"というスタイルに果敢に挑戦です。 毎年どんなゲストと共演するのか楽しみにしているんですが、まさかこんなに大人数でやるとは。

「We Are The World」のように大勢で歌う催しは、主旨はともかくどれだけ有名なミュージシャンが揃っていても正直なところあまり好きではありませんでした。 プロがやるにしてはなんだか文化祭みたいだし。 番組は小田さんの企画に対する番組のスタッフや若いミュージシャン達の戸惑いや正直な意見に、何かを創り上げることの大変さが伝わってきます。

それでも何度もリハーサルを繰り返し、いざ本番に突入してみるとそこには「22分50秒」の素晴らしい時間がありました。 メドレーが終わった後の鳴り止まぬ拍手は、観客たちの素直な感動を表しています。 あれだけ長い時間拍手が続くというのは、小田さんを始め出演者一同の感激も並々ならぬものがあったでしょうね。

それじゃあ来年はどうなるのかまた楽しみですが、出演したミュージシャンの中で前から気になっていたのは"いきものがかり"のボーカル吉岡聖恵ちゃんで、この子は本当によく声が出ますね。 なんだか吐く息すべて声になっているような感じです。 パッチリした眼と団子っ鼻も可愛らしくて、これからどう成長していくのか、誠に勝手ながら父親の気分で見守りたいと思います。


小田和正
風のようにうたが流れていた
大変残念なことに見たことがないんですが、小田和正がレギュラーを務めた音楽番組のDVD-BOX。 値段は高いけど、アマゾンのレビューでは皆さんの評価も高いです。



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「70年代思い出の名曲」でおすすめしたアルバム Vol.5
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